無許可でテレビ出演の貴乃花親方に親方衆から厳しい意見

スポーツ報知
力士の前で講演した青学大陸上部の原晋監督

 日本相撲協会が不祥事再発防止の一環で実施する「研修ウィーク」最終日が16日、東京・両国国技館で行われ、箱根駅伝4連覇の青学大・原晋監督(50)が親方衆、力士にそれぞれ講演して締めた。貴乃花親方、元横綱・日馬富士関から暴行被害を受けた十両・貴ノ岩は欠席した。

 親方衆を対象にしたこの日午前の講演後、臨時の年寄会も行われた。主な議題は7日に貴乃花親方がテレビ朝日系の番組に協会の許可なくインタビュー出演したことについて。錦戸親方(元関脇・水戸泉)は「処分を求めるとかではなく誓約書にも書かれているルールは守っていきましょうと。(協会と貴乃花親方サイドの)情報の食い違いなどを疑問に思っている親方もいましたので」と説明したが、ある年長親方からは議論の中で「(協会員としての)契約違反だから場合によっては解雇してもいいのでは」と極めて厳しい処分を求める声も上がったという。

 集約された意見は協会執行部にも報告された。広報部長の春日野親方(元関脇・栃乃和歌)は「年寄会から求められているので、もう少しもんで(時間をかけて)しっかりと説明しないといけない」と話した。

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