東関部屋が墨田区から葛飾区に移転…外国人観光客も歓迎

スポーツ報知
新しい部屋の看板の前に立つ東関親方(右)とおかみさんの真充(まみ)さん

 大相撲の東関部屋が東京・墨田区から葛飾区に移転し、18日に部屋開きが行われた。先代師匠の元関脇・高見山の渡辺大五郎氏や、同じ高砂一門の八角理事長(元横綱・北勝海)も出席した。

 先代の定年により09年に現師匠が部屋を継承した。部屋の老朽化もあり16年6月に葛飾区と土地の賃貸契約を結んで移転が決定。新たな部屋近くには外国人観光客でにぎわう柴又帝釈天もある。「うちの部屋の色でもある。外国の方も稽古場に来てもらって帝釈天にも足を運んでもらえれば経済的にも地元が活性化する」。東関親方は先代や曙関などハワイ出身力士が活躍した系譜を生かしての国際親善も視野にいれての新生・東関部屋だと力説した。

 新たな部屋は150坪の広大な敷地に2階建て。稽古場や大部屋と力士たちは全て1階で生活が済むように設計されている。「力士がけがをしたときに階段を上り下りしないだけでも楽だから」という親心も。これまでは先代の所有する部屋に“通う”形だったが、「常に顔を合わせられる。若い子に接する機会が増える」と念願の弟子との同居を喜んでいた。

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