白鵬、新十両の炎鵬にムチャぶり注文「5月までに110キロに増やして」

スポーツ報知
炎鵬の新十両昇進祝賀会であいさつする白鵬(中央、左は宮城野親方、右は炎鵬)

 大相撲春場所(3月11日初日・エディオンアリーナ大阪)で、前相撲から史上最速タイの所要6場所で新十両を決めた炎鵬(23)=宮城野=の昇進祝賀会が18日、都内で行われた。

 部屋が大阪入りする前のタイミングにも関わらず関係者200人が出席。地元・金沢から恩師らも駆けつけ、「これだけ多くの方が来て頂いた。さらに頑張る気持ちが強くなった」と炎鵬は気持ちを新たにした。

 炎鵬をスカウトして、しこ名もつけた兄弟子の横綱・白鵬は檀上でエール。「体重は95キロもない(実際は92キロ)。ここで一つ、約束してもらいたい。(東京に戻ってくる)5月までに110キロに増やしてほしい」とオーダー。続けざまに「本人も頑張ると言ってます。大阪で太らせてきます」と勝手に本人の思いを代弁してしまった。

 大横綱からの“ムチャぶり”を期待の新星は堂々と受け止めた。「とりあえず3ケタの100キロに乗せたい。大阪は去年も93キロで入って98キロまで増えたんです。それが人生でマックス。もっと食べれば到達できる」と浪速での“食い倒れプラン”でノルマ達成に自信を見せた。

 この日の祝賀会では化粧まわし2本、締め込み2本の目録が贈られた。関取デビューは「色は濃い赤」(炎鵬)とワインレッドの

締め込みで臨む予定。「2ケタ勝てるように稽古を積んでいきます」と意気込んでいた。

スポーツ

×