貴乃花親方、「欠勤の理由」ホームページで公表

スポーツ報知
貴乃花親方

 大相撲の貴乃花親方(元横綱)が12日、部屋の公式ホームページを更新して、春場所に2日連続で“出勤”しなかった理由を明かした。

 「貴ノ岩の3月場所出場について」のタイトルがついたメッセージ内で「貴ノ岩は、頭部に負った傷の回復状況から、心身への影響や後遺症等について予断は許さない状況であり、担当医師等と連絡を取りながら慎重に見極めていく必要がございます。そのため、私は、場所中、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)に常時滞在することは極めて難しい状況でございます」と説明した。

 貴ノ岩は初日に、義務づけられている正面入り口からの入場を避け、裏口から場所入りして相撲協会から注意を受けた。それに対しては「心身への影響を鑑み、正面入口からの出入りをご容赦いただく場合がございます。ご理解の程、よろしくお願い申し上げます」と理解を求めた。

 同様の主張と説明は相撲協会にも説明したとし、欠勤には理由があると述べている。

 貴乃花親方は1月に初の理事解任処分を受けて、現在は2階級降格の役員待遇委員。本場所中は役員室に滞在して、場所の運営などを見守る立場にある。また9日に貴ノ岩が被害を受けた元横綱・日馬富士関による暴行事件の相撲協会の対応に問題があるとして、内閣府に告発状を提出したと発表。協会執行部と対立する関係にある。

 貴ノ岩は2日目が行われた12日の取組で志摩ノ海(木瀬)を下して2連勝とした。

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