納谷が全勝対決制し、序ノ口優勝王手「自分の相撲を取ることだけ」

スポーツ報知

 大相撲の春場所11日目が21日、エディオンアリーナ大阪で行われ、昭和の大横綱・大鵬(故人)の孫で元関脇・貴闘力の三男、東序ノ口18枚目・納谷(18)=大嶽=が夏野登岩(かやといわ、湊)との全勝対決を制し、序ノ口優勝に王手をかけた。

 立ち合いから188センチ、166キロの大きな体を夏野登岩にぶつけた。右を差しての一気の押し出し。全勝対決を制して序ノ口では唯一の6戦全勝。優勝に王手をかけた。

 「相手に合わせて相撲を変えるのではなく、自分の相撲を取ることだけを心がけました。そういう意味では前に出れたので問題ないです」。

 夏野登岩は最高位が三段目27枚目、変幻自在の動きに定評があったが、「頭に入っていました。しっかり足を出していけば大丈夫だと思っていました」と相変わらず冷静。「(今場所は)優勝する気でやっていますので、(7番相撲も)自分の相撲が取れるようにしたい」と引き締めていた。

 元横綱・朝青龍の甥、西19枚目・豊昇龍(18)=立浪=は西15枚目・綿谷(荒汐)を吊り出して5勝1敗。2番連続の右からの張り差しで捕まえ、豪快に高々と土俵の外に吊り出した。「思っていた相撲が取れた。相手が突っ張って来ると思ったら、胸から来て、頭が低かったので(張り差しに)いった。内容? 満足している」と笑顔を見せていた。

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