年寄会、貴乃花親方に年寄総会へ出席求め「嘆願書」提出へ 前回欠席で親方衆不満募る

スポーツ報知
休場した弟子の貴景勝について話す貴乃花親方

 日本相撲協会の役員以外で構成する年寄会が21日、貴乃花親方(元横綱)に対し、春場所後の28日開催の年寄総会へ出席を求める嘆願書を提出することを決めた。理事解任などをめぐり、テレビ朝日系のインタビューで協会発表と異なる主張をしたことなどについて、直接説明を求める声が噴出。貴乃花親方に親方衆の不満や疑問も表面化した格好だ。

 この日、6つの一門(貴乃花一門は審判業務のため欠席)の代表者が協会執行部と協議。役員待遇委員の貴乃花親方に本来なら出席義務はないが、説明を求めた9日の年寄会を欠席したこともあり、年寄会会長の錦戸親方(元関脇・水戸泉)は「発言が協会(発表)と違っており、何が不満なのか話を聞きたい」と話した。

 貴乃花親方は今年に入り、協会の理事会や年寄総会、研修会など公式行事をことごとく欠席。暴行問題を巡る協会の調査方法などを不服とし、内閣府の公益認定等委員会に告発状を提出した。春場所では自身の欠勤や、弟子の十両・貴公俊による暴行問題も発生。錦戸親方によると、欠勤などの振る舞いの根拠に親方衆も疑問を感じており「不信感を持っている人もいる。次に来なければ(協会にいることに)未練がないのかなと思う」と厳しい言葉を投げ掛けた。

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