貴乃花親方、告発状取り下げを検討「協会とは対立しない」

スポーツ報知
貴乃花親方

 大相撲の貴乃花親方(45、元横綱)が23日、弟子の十両・貴ノ岩が暴行被害を受けた問題に絡む日本相撲協会の対応に問題があったとして、内閣府の公益認定等委員会に提出した告発状の取り下げを検討していることを明らかにした。京都・宇治市内での朝稽古後に心境の変化を明かした。

 きっかけになったのは、春場所8日目(18日)の取組後に東十両14枚目・貴公俊(たかよしとし、20)が付け人の序二段力士を暴行した問題という。「自分の弟子のことで、これだけ協会に多大なご迷惑をおかけしたのは事実ですので。私は一兵卒で精進していくという気持ちに新たになってます」と語った。

 告発状の取り下げについては「私も法律に詳しいわけではないんですが、一兵卒として私もゼロから、ゼロに戻してスタートするような風に弁護士さんと協議していきたいと思います。師弟ともども、師匠として、ゼロに戻してスタートするという気持ちで弁護士さんの先生にも了承を得られるようにしていきたいと思ってます」とした。

 春場所後の28日開催の年寄総会にも「正式な要請があれば出ます」と明言し「皆さんと協力してやっていき、私は一兵卒としてやっていくということです。協会のために協会の皆さんと力を合わせあえるように努力します」と話した。

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