春巡業スタートで春日野部長、貴乃花親方に「自分の部屋を見てもらった方がいい」

スポーツ報知
貴乃花親方

 大相撲の春巡業が1日、三重・伊勢市の伊勢神宮で始まった。3月28日に八角新体制が発表され、各親方の担当が一新されて最初の巡業。鶴竜(32)=井筒=、白鵬(33)=宮城野=の両横綱による恒例の手数入り(土俵入り)に昨年並みの約7500人が集まり、奉納相撲も満員の2500人が観戦した。

 昨年から角界に不祥事が続いており、巡業部長に就任した春日野理事(元関脇・栃乃和歌)は「いろいろあった後だから周囲の目も厳しい。行動、言動に自覚を持って対応してもらいたい」と引き締めた。支度部屋には昨年の冬巡業に続き「別行動は一切認めません」と貼り紙で注意喚起。

 一方でチケットは前売り完売と盛況だ。「緊張感を持って臨むし(期待に)応えたい」と同理事。2日の岐阜・中津川巡業では朝稽古前に全力士への訓示も行う。

 新たに審判として配置された貴乃花親方(元横綱)の巡業不参加ついて、春日野理事は「一連のこともある。やっぱり自分の部屋を見てもらった方がいい」と説明した。巡業を休場した十両・貴ノ岩、謹慎中の十両・貴公俊(たかよしとし)の指導優先を協会執行部が提案したという。当初は所属する貴乃花一門で千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)と入れ替わりで審判になった貴乃花親方が来る段取りが進んでいた。

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