白鵬、日本国籍の取得を希望…母タミルさん明かす

スポーツ報知
横綱・白鵬

 モンゴル出身の横綱・白鵬(33)=宮城野=の母・タミルさん(70)は、28日までにウランバートル市内で共同通信の取材に応じ、「(白鵬は)日本国籍の取得を希望し、私も支持している」と述べた。外国人力士が親方になるには日本国籍が必要で、白鵬は親方になる意向があるとされる。

 9日に死去した白鵬の父親でレスリングの五輪銀メダリストのジジド・ムンフバト氏(享年76)は、日本国籍取得に反対していたとも伝えられているが、タミルさんは「(夫は)息子の活躍を誇りにしていた。反対したことはなかった」と述べた。タミルさんは白鵬について、「妻は日本人で、子どもたちは日本の学校に通っている」と指摘。日本国籍取得が唯一の選択肢だとの考えを示す一方、取得時期は「本人次第」とした。

 タミルさんは昨年名古屋場所で白鵬が通算最多の1047勝に並んだ際にもスポーツ報知の取材に応じ、「将来、帰化をして親方として相撲協会に残ることになったら、息子の意見を尊重したいと思います」と、今回と同趣旨のコメントをしていた。また、関係者によると父・ムンフバトさんも生前、迷う白鵬に「息子よ、我が道を行け」と、決断した際は尊重する意思を伝えていたという。

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