納谷、祖父超え狙う8連勝 同級生の清宮から刺激

スポーツ報知
納谷

◆大相撲 夏場所2日目(14日・両国国技館)

 昭和の大横綱・大鵬(故人)の孫で西序二段11枚目・納谷(18)=大嶽=が、今場所初白星で序ノ口だった先場所に続き2場所連続優勝へ好スタートした。

 納谷が同級生のプロ野球・日本ハムの清宮に刺激を受けて、白星スタートを決めた。一番相撲で森(玉ノ井)を立ち合いから圧倒、序ノ口デビューからの連勝を「8」と伸ばした。

 小学4年の時の都大会で対戦した清宮について、「あまり覚えていないのですが」と前置きしながらも、「同級生がテレビに出ているとうれしい。自分も、という気持ちになります」と続け、「清宮には勝ったのか」という質問には、「もちろん」と語気を強めた。

 清宮はデビュー7試合連続安打の新人最長記録を打ち立てた。「自分も何かしら取れるようにしたいです」。祖父が序ノ口、序二段で優勝できなかっただけに、連続優勝して祖父を超えることが今場所の目標だ。「普通にやれたら負けないと思う」と、強気なコメントも口にした。

 前日の「母の日」には、初めて自分のお金で5000円相当のカーネーションをあしらった花束を、白星は1日遅れで母・美絵子さんにそれぞれプレゼントした。騒がれながらも高校(埼玉栄)時代から日課としている夜のランニングは欠かさない。地道な努力も納谷の魅力でもある。(今関 達巳)

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