友風が３勝目、白星１つ先行

　大相撲夏場所９日目が２１日、両国国技館で行われ、東幕下１３枚目・（２敗）を上げた。

　立ち合いで呼吸が合わずに１回、仕切り直した。「腰を降ろしたときに（自分が）変化することも頭をよぎった。あのまま立ったら負けていた」。幸いにも立ち合いはやり直しとなり、「深呼吸しました。あとは当たって前に出ることを考えた」と２回目の立ち合い後は持ち味の力強い相撲で白星を１つ先行させた。

　番付に名前が載った昨年名古屋場所から毎場所、大勝ちを続けて十両が視界に入る位置まできた。強者（つわもの）がそろう幕下１５枚目以内の土俵。この日は“魔物”のささやきにもギリギリで惑わされず白星をもぎ取った。