白鵬“予告通り”の上手投げ!琴奨菊下しジョーク「カド番脱出だ」

スポーツ報知
上手投げで琴奨菊(左)を下した白鵬

◆大相撲 夏場所9日目 ○白鵬(上手投げ)琴奨菊●(21日・両国国技館)

 横綱・白鵬(33)=宮城野=が元大関で前頭5枚目・琴奨菊(佐渡ケ嶽)を“予告通り”の上手投げで下して1敗を守った。

 この日の朝稽古で報道陣から「右四つからの上手投げで勝つのでは」という予想を聞き、「よし! それでいこう」と宣言。実際の取組では立ち合いから左四つで琴奨菊を寄り立てて、寄り返されたところを右の上手投げで豪快に転がした。

 初の2場所連続全休から3場所ぶりに決めた勝ち越し。支度部屋では、まげを結い直す床山に、「おかげさまで勝ち越せました」とおどけてみせ、報道陣には「カド番脱出だ」と冗談を飛ばした。そして帰りの車に乗り込む際に、宣言通りの勝ち方だったと指摘され、「そうやったね。そうやったね」と思い出して、笑顔で引き上げていった。

 10日目は右腕のけがをかかえながら決意の再出場を決めた小結・遠藤(追手風)と対戦。「一番一番ですよ。やりにくさ? いや、ないですよ」。しつこく質問されても、「どうなんでしょうね。ま、見てて下さい」と無心を貫いていた。

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