白鵬、ファンにちゃんこ振る舞う…長浜合宿打ち上げ

　大相撲の横綱・白鵬（３３）＝宮城野＝が１７日、滋賀・長浜市での５日間の合宿を打ち上げ、稽古後に足を運んだファンに１２００食用意した部屋の特製ちゃんこをふるまった。

　最終日のちゃんこサービスは今年で５回目となったこの合宿恒例。稽古が終わると、ちゃんこを用意したテントに向かった白鵬は自ら、「いらっしゃい。お箸はあちらです」と手渡した。配膳を担当した若い力士に、「ちゃんとミンチ（したつみれ）を入れなさいよ」と細かく指示するなどサービス精神をふりまいた。

　後援者の協力で行っている長浜合宿は猛暑の名古屋場所に向けて体を作る重要なイベント。過去４年で３回優勝した直後の名古屋とは相性が良く、昨年は魁皇（現浅香山親方）の持つ通算勝ち星記録（１０４７勝）を更新した。

　「（長浜合宿は）５年連続。そしてこの中で色んなことを名古屋場所で達成してきた。縁起がいいと思う。毎年、日に日に（ファンの）人も増えていますからね」。ファンとの交流で、今年初優勝に挑む名古屋場所（７月８日初日・ドルフィンズアリーナ）への重要なルーチンを終えたことを実感していた。