納谷が父・貴闘力からの一喝で3連敗阻止

スポーツ報知
勝星を挙げ笑顔を見せる納谷

◆大相撲秋場所7日目(15日・両国国技館)

 昭和の大横綱・大鵬(故人)の孫で元関脇・貴闘力(50)を父に持つ東幕下60枚目・納谷(18)=大嶽=が西幕下57枚目・勝誠(32)=境川=を押し出しで下し、2勝目をあげた。

 立ち合いで低く来た勝誠に入られたがこらえ、相手が引いた所を押し出した。「中に入ってから強い相手なので、しっかり我慢して後手にならないように」。立ち合いから腰が高くなり、2歩目が出ないことが連敗の要因だったが「若干(腰は)高かったけど、イメージは良かった」。

 父からのげきで、目が覚めた。2敗目を喫した昨日、元関脇の父から電話で「気の抜けた顔しやがって!」と一喝された。「父親から電話が来たのは初めて。カツ入れられました」と納谷。強い言葉で背中を押され、3連敗は阻止した。この白星で勝敗は五分。ひとつひとつ、星を積み重ねていく。

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