元貴乃花親方がわたがし職人に 元弟子たちにもエール

スポーツ報知
わたがしを作る元貴乃花親方の花田光司氏

 大相撲の元貴乃花親方(元横綱)の花田光司氏(46)が3日、福岡・田川市で行われた「TAGAWAコールマイン・フェスティバル 炭坑節祭り」に参加。わたがし職人デビューをすると共に、旧貴乃花部屋の元弟子たちと再会した。部屋が消滅後、初めて元弟子たちの顔をみたという花田氏は「引っ越しぶりでした。元気そうで良かった」と再会を喜んだ。

 田川市は、消滅した巡業で貴乃花部屋を構えていた第2の故郷(ふるさと)。市の「魅力向上大使」も務める花田氏は、相撲茶屋・貴乃花のブースでわたがしの販売を担当した。洋服の袖とまゆげまでわたで真っ白にしながら、割り箸をクルクル。元横綱がつくるわたがしとあって大人気。大人から子どもまで、列が途切れることはなかった。「今日はわたがし専門でした」と、約5時間も店頭に立った。

 祭りの途中には小結・貴景勝(22)や十両・貴源治(21)=ともに千賀ノ浦=ら旧貴乃花部屋の力士たちが訪問。約1か月ぶりに、再開した。簡単なあいさつで交わす言葉は多くなかったが、元親方と元弟子の表情は穏やかだった。千賀ノ浦部屋に移籍後、花田氏が稽古を見ることはないが、部屋の世話人から様子は時折聞くという。九州場所に向けて「暴れるくらい奮闘しないと。九州の方に、勢いのある姿を見せないかんですね」と期待していた。

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