元貴乃花親方「今後は貴乃花と花田光司を両立」

スポーツ報知
福岡・田川市の祭りでわたがしを作る元貴乃花親方の花田光司氏

 大相撲の元貴乃花親方(元横綱)の花田光司氏(46)が3日、福岡・田川市で行われた「TAGAWAコールマイン・フェスティバル 炭坑節祭り」に参加。取材に応じ、日本相撲協会を退職してからの自身と今後について語った。

 ゆかりのある田川市で、「魅力向上大使」も務める。祭りでは、九州場所の拠点だった旧貴乃花部屋に隣接する相撲茶屋・貴乃花の出店で5時間、わたがしを作った。これが相撲協会を退職後、初仕事。報道陣から今の生活について問われると「心境は変わってないですね。(新たな)生活のすべを身につけているだけです」と答えた。

 黙々とわたがしを作る出店のブースの隣では、ちびっ子相撲大会が開催された。「わたあめやりながら気になっちゃって」と血が騒ぎ、一度だけ会場の外からのぞいた。「田川は、相撲に理解がある。子どもたちも礼儀正しいですよね。足腰の強い子どもたちも多い」。今後はちびっこ相撲などにも携わりたいと10月29日にテレビ出演した時に語ったが、この日も言葉に熱がこもった。

 今後について問われると「貴乃花と、花田光司との両立ですね。なにかしら子どもの育成に携わっていきたい。元力士として、伝えられることは伝えたい」と明かした。元横綱としての子どもの教育が、今後の花田氏の活動の軸となるようだ。ちびっこ相撲を全国各地でできれば、という思いもある。形は変われど、土俵から離れることは無いと改めて示した。

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