竜電が寄り切り婚 5歳年上の看護師・福丸麻惟さんとツーショット会見

スポーツ報知
富士山をバックに婚約者の麻惟さんをお姫様抱っこする竜電(カメラ・竹内 竜也)

 大相撲の幕内・竜電(28)=高田川=が1日、地元の甲府市内で婚約を発表した。お相手は鹿児島県出身の看護師・福丸麻惟(まい)さん(33)。約4年前に知人の紹介で交際が始まり、6月に予定している挙式・披露宴までに婚姻届を提出する。麻惟さん同席の会見で幸せそうに喜びを語り、目標の三役昇進へ、春場所(3月10日初日・エディオンアリーナ大阪)での活躍を誓った。

 ◆2人に聞く

 ―婚約会見に臨む心境は?

 竜電(以下竜)「正直、うれしいです。ここからが新たなスタート。楽しくやっていければ」

 ―出会いは?

 竜「(知人の紹介で)六本木のバーのようなところで出会って、何度か食事をして、そこから(交際に発展)ですね」

 ―交際約4年というと、15年から?

 麻惟さん(以下麻)「4月に初めて会って、5月くらいからお付き合いを始めました」

 ―第一印象は? どんなところにひかれた?

 竜「きれいな方で、『おっ』となりました。気が利くし頭もいい。自分にないものをいっぱい持っている」

 麻「気遣いのできる優しい方だな、と。笑顔がすてき。我慢強く、一つのことを頑張れるところを尊敬しています」

 ―プロポーズは?

 竜「『結婚してください』というのはなかった。2人で自然とそういう話になり、徐々にそういう方向に進んでいきました。昨年8、9月から少しずつ(周囲に婚約を)言っていきました」

 ―結婚の“決まり手”は?

 竜「自分が得意な『寄り切り』で(笑い)」

 ―どんな家庭を築きたい? 子供は?

 竜「明るく落ち着いた家庭ですね。子供は確実に1人は欲しい」

 麻「私も落ち着ける家庭を作りたい。子供も1人は欲しい。看護師なので、体調など相談してもらえるように、私も頑張りたい」

 ―お互いをどう呼んでいる?

 竜「麻惟ちゃんではなく、『麻惟ちゃ』です」

 麻「竜電関の『電』から、『お電くん』と呼んでいます(笑い)」

 ―婚約指輪はダイヤモンド?

 竜「そうですね。デザインは2人で、シンプルな感じのものに決めました。給料2~3か月分ですね」

 ―好きな手料理は?

 竜「ハンバーグとかパスタ。手際が良くて、ササッと作ってくれるのでありがたい」

 ―入籍、婚姻届を出すのはいつ?

 竜「(6月の)結婚式までにはしたいと思います」

 ―けがの時も麻惟さんに支えられた?(新十両だった12年九州場所で右股関節を骨折し、一時は序ノ口まで番付を落としたが、16年九州場所で十両復帰)

 竜「近くで支えてもらい、頑張ることができた。稽古がしんどい時も、上げすぎず、下げすぎず、いい感じで励ましてくれた」

 麻「相撲のことを知らずに付き合い始めましたが、関取になる(復帰する)までは気持ちの部分で大変そうでした。負担をかけないように心掛けました」

 ―三役昇進が目標だ。

 竜「(婚約で)責任感が増す。2場所連続で負け越しているので、しっかり稽古して、大阪(3月の春場所)から大勝ちできたらと思います」

 ◆竜電 剛至(りゅうでん・ごうし)本名・渡辺裕樹。1990年11月10日、甲府市生まれ。28歳。高田川部屋。竜王中卒業と同時に入門。2006年春、初土俵。12年九州で新十両も、右股関節を負傷。その後も度重なる故障で一時は序ノ口まで番付を落としたが、18年初に新入幕。190センチ、152キロ。得意はもろ差し、寄り。しこ名の由来は、母校の竜王中と、江戸時代の伝説の力士「雷電」から。

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