白鵬が「三線の花」を激励会で熱唱

　大相撲の横綱・白鵬（３３）＝宮城野＝が６日、大阪市内で行われた宮城野部屋の激励会に出席した。１月の初場所は、初日から１０連勝しながら右膝などを痛め途中休場したが、春場所（１０日初日・エディオンアリーナ大阪）に向けた稽古は順調で表情も明るい。激励会ではサプライズでマイクを握るとＢＥＧＩＮの「三線の花」を熱唱。力強い歌声で、参加者を沸かせた。

　春場所は平成最後の場所で思いは強い。２０１０年名古屋場所、野球賭博問題に揺れる日本相撲協会は、賜杯を辞退した。史上初３場所連続全勝Ｖの白鵬は「この国の横綱として賜杯は頂きたかった」と優勝インタビューで涙を流した。その後、天皇陛下から激励の書簡が届いた思い出を改めて口にし「平成はいろいろと不祥事もありました。その中で平成２２年に陛下から手紙を頂き、それが支えでここまでこられました。それが平成では一番の思い出です」としみじみ語った。