平昌五輪メインキャスター・荒川静香さんがフィギュア代表にエール「驚きを楽しみに」

2018年1月8日13時53分  スポーツ報知
  • 荒川静香さん

 平昌五輪の日本テレビ系中継でメインキャスターを務めることが明らかとなった、2006年トリノ五輪のフィギュアスケート女子金メダリスト・荒川静香さんが、スポーツ報知のインタビューに応じ、金メダル獲得秘話と、平昌五輪に挑むフィギュアスケート日本代表選手に熱いエールを送った。

 トリノ五輪の当時を振り返ると、苦しいことの方がはるかに多かった。それでも、もがき、悩んだ数だけ、成長できたから金メダルが取れたと振り返る。

 「金を取れたのは、試行錯誤っていう、もがきが多かったこと。(初出場の)長野五輪のときは、目の前のことに圧倒されたり、左右されたり、自分の1番集中すべきときに、力が出てこなかったりして、なんとなく過ぎてしまった。そのまま失敗に蓋をするのではなくて、向き合っていく。失敗の数だけは成功はないと思うんですけど、失敗の数だけ成長ってあると思うんですよね。そのときのすぐに結果を生むか分からないんですけど、後にも役に立つ大事なことたくさんあることだなって」

 五輪では非日常的なハプニングも多い。トリノ五輪でも予想外の出来事に襲われたが『何事も楽しむ気持ち』で受け入れたことも、金メダルを取れた要因だと分析する。

 「部屋の鍵がかからないとか(笑い)。生活する上で、『えっ?』て思うことが起こって。電力の関係でエレベーター禁止とか。ついている意味ないじゃんって思ったり。普段、試合のときに靴を背負って、5階まで行くこともないじゃないですか。ちょっときついなと思いながらも、おもしろいなと思わないと。それをストレスだと感じたらフラストレーションになっていっちゃって、本番までに違ったことに集中力もってかれてしまうってことも起こってたと思うんですよね。(代表選手には)それをおもしろさと捉えて欲しいと思います」

 平昌大会が初五輪となる女子の宮原知子ら、多くの現役選手が「五輪といえば、荒川さんの金メダル」と口をそろえる現状に、驚きもありつつ、改めて五輪という特別な舞台の重みを実感しているという。初五輪に挑む女子の宮原、坂本花織、男子の宇野昌磨、田中刑事に、金言を送った。

 「やっぱり、それだけ五輪って、何かしらどこかに影響力を持つ力がある大会なんだなって感じる瞬間でもあります。結果に残ることも1つ、選手としては大事な使命ではありますけども、自分の中でも多くの方の印象に残る大会でもあるので、すごく1つ1つのムーブメントを大切に感じて過ごしてほしいと思います。五輪って、出場してみないと何が起こるか想定するのが難しい大会でもあるので、あまり特別視してしまうのも自分らしさがなかなか出し切れない1つの要因でもある。驚きを楽しみにつなげる五輪期間にできるといいなと思います」

 そして最後に、五輪連覇に挑む羽生への思いを語った。

 「けがした後に1回、本人と連絡は取って言ったことは、『焦りはあると思うけれども、自身の調整するスピードで、大事なところに到達すればいいんじゃないかな』っていう話をしたくらいです。(12月に行われた)今、男子のプログラムを見ても分かると思うんですけども、4回転をあれだけ複雑に使っていかないといけない。高難度のプログラムを滑るには、相当な追い込みは必要になってきます。調整でつないでできるような、簡単さではないので、しっかり2月に難しいプログラムを滑りきれるだけに調整できるようにしているとは思います」

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