伊藤有希が今季最高の2位…高梨沙羅は3位

スポーツ報知
2回目を終え、伊藤有希(右)とタッチを交わす高梨沙羅(カメラ・相川 和寛)

◆ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯

 個人第8戦(HS102メートル、K点95メートル)が21日、山形・クラレ蔵王シャンツェで行われ、17年世界選手権銀メダルの伊藤有希(23)=土屋ホーム=が90・5メートル、91・5メートルの合計215・7点で今季最高の2位に入った。表彰台は昨年12月のリレハンメル大会以来6戦ぶり。3位には高梨沙羅(21)=クラレ=が入り、今季初めて日本勢2人が同時に表彰台に立った。伊藤は「雪も降っていて試合時間が長い中で、観客の皆さんからのパワーをもらえて良い結果がついきてくれた」と頭を下げた。

 今季国内開催のW杯は今戦で全て終了。リュブノ大会(27~28日、スロベニア)、ヒンツェンバッハ大会(2月3~4日、オーストリア)の2試合ずつ、計4試合を経て平昌五輪本大会を迎える。この日5連勝を飾ったマーレン・ルンビ(ノルウェー)、今大会を調整のため欠場したカタリナ・アルトハウス(ドイツ)の“2強”の壁は依然分厚いが、伊藤は「平昌では会心のジャンプができるように調整していきたい」と前を向いた。

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