宮原知子“陸王流”エッジ中央部着氷で回転不足回避へ

スポーツ報知

 【台北(台湾)22日=高木恵】フィギュアスケートの四大陸選手権は24日に台北アリーナで開幕する。宮原知子(19)=関大=は回転不足撲滅へ、エッジの中央部で降りる“ミッドフット着氷”の完成を目指す。ショートプログラム(SP)は女子が24日、男子は25日に行われる。

 宮原が五輪前最後の実戦で、平昌へのランディング(着氷)を決める。「トウ(爪先)で降りてくると、どうしても回転不足っぽくなるので、できるだけエッジ(接氷部分)で『バチッ!』って降りてくることを意識している」。ジャンプでジャッジに回転不足と判断されないための“ミッドフット着氷”を仕上げつつある。

 爪先で降りるよりもフラットに降りる方が着氷は安定する。昨年放送の人気ドラマ「陸王」では足裏の中央部で着地する「ミッドフット走法」が話題になった。宮原が目指すのはエッジの中央部で降りる“ミッドフット着氷”。「きっちり降りた時は、そっちの方がしっかり流れる」。手応えを感じている。この日は2度の公式練習に参加。初の五輪へ、バチッと着氷で弾みをつける。

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