沙羅が旗手代行で入場 声援に感極まって涙「金メダルの目標がより強くなった」

スポーツ報知
壮行会で旗手代行の高梨沙羅を先頭に入場する小平奈緒(右から2人目)ら日本代表選手団(カメラ・酒井 悠一)

 18年平昌五輪の結団式と壮行会が24日、都内で行われ、スキージャンプ女子で日本勢初メダルを目指す高梨沙羅(21)=クラレ=が、旗手の葛西紀明(45)=土屋ホーム=が海外遠征中で不在のため旗手代行を務めた。

 結団式では、臨席された秋篠宮さまから直接激励のお言葉を賜った。壮行会は地鳴りのような声援を受け「こんなにたくさんの方々が応援して下さっている。我慢できなくて…」と感極まって涙を流した。「金メダルの目標がより強くなった」と思いを新たにした。

 平昌で目標を果たしたら、やりたいことがある。「車で全国を旅するのが夢。いい結果を出して帰って来られたら、お礼の気持ちでメダルを持って(各地に)行きたい。応援してくれた人に、1人でも多く見てもらいたい」と予告した。ソチ五輪個人ラージヒル銀の葛西も、帰国後に数百人にメダルを触ってもらい「傷だらけです」と笑っていた。メダルをつかんで感謝を伝える姿までをはっきりとイメージし、気持ちを奮い立たせている。

 平昌の本大会(2月12日決勝)までは、W杯リュブノ大会(スロベニア、27~28日)などを中心に欧州で最終調整。上旬に現地入りの予定で、4年前は欠席した開会式(9日)にも「今回は出られたら出てみたい」と語った。金メダルへは、W杯個人総合女王のルンビ(ノルウェー)、同2位のアルトハウス(ドイツ)の“2強”を倒さなければならない。「(壁を)超えられないと、自分の成長はない」と21歳は燃えている。

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