暁斗、W杯白馬大会でシュミットと一騎打ち

スポーツ報知
取材を受ける渡部暁

 ノルディック複合のW杯白馬大会(飛躍=HS134メートル、距離=10キロ)は3日、長野・白馬村で開幕する。2日は、本戦時に悪天候となった場合に採用される予備飛躍が行われ、今季個人総合首位の渡部暁斗(29)=北野建設=は129メートルの122・7点で2位とW杯3連勝中の好調を維持。練習2本目の着地で転倒した影響も感じさせず「(転倒は)全く問題ない。風(向き)がコロコロと変わる条件の中で、それなりにまとめられた」と振り返った。

 白馬で複合W杯が開催されるのは15季ぶり。渡部暁にとって、地元で臨む初のW杯となる。今大会は海外の有力選手が平昌五輪への調整を優先して欠場。個人総合トップ10は渡部暁以外に2位のシュミット(ノルウェー)しかおらず“一騎打ち”の構図だ。予備飛躍3位のシュミットとは1点差で距離のタイム差は4秒。「先に出られれば問題ない」とうなずいた。

 今シーズンは既に自己最多に並ぶ4勝。個人2戦を行う今大会は、荻原健司氏に並び日本勢最多となるシーズン6勝目も視野に入る。「2日間、2勝して勢いをつけて平昌に乗り込みたい」と宣言した。(細野 友司)

スポーツ

×