小林潤志郎、31位で2回目に進めず「追い風でたたき落とされる感じ」…ノーマルヒル決勝

スポーツ報知
1回目を終え、葛西紀明(右)と談笑する小林陵侑

◆平昌五輪第2日 ▽スキージャンプ男子個人ノーマルヒル決勝(10日・アルペンシア・ジャンプセンター)

 スキージャンプ男子個人ノーマルヒル決勝(HS109メートル、K点98メートル)が行われた。8日の予選を通過した50人が出場した1回目では、五輪初出場の小林陵侑(21)=土屋ホーム=が108メートルを飛び、日本勢トップの9位で2回目に進んだ。

 8度目の五輪出場になる葛西紀明(45)=土屋ホーム=は104・5メートルで16位、伊東大貴(32)=土屋ホーム=が103メートルの19位で、いずれも上位30人による2回目進出を決めた。

 今季W杯個人総合8位で、小林陵侑の兄・小林潤志郎(26)=雪印メグミルク=は93メートルに終わり31位。日本勢でただ1人、2回目進出を逃した。

 小林潤志郎(93メートルに終わり、98・8点の31位で2回目に進めず)「上の風が追い風で、たたき落とされる感じだった。この悔しさをバネに、ラージヒルで悔いのないジャンプをしたい」

 伊東大貴「ここに入って1番いいジャンプ。条件に助けられた。1番いいジャンプが出て良かった。修正を試している感じだったけど、今はコーチと話して改善点を助走路で意識して滑ったらいい感じだった。(風の状況は)けっこう強くて、条件がけっこう変わっている。そんな中でも安定したジャンプをすればいいジャンプが出せる。もう1本K点越えを出して、できることを出し切りたい」

 小林陵侑「下の風に助けられて遠くまで伸ばせた。内容も悪くなかったので良かった。2回目も冷静に、自分のジャンプをしたいと思います」

 葛西紀明「ちょっと緊張のあまり失敗した。上で待たされたので、体が冷え気味だった。トプの選手はもっと飛んでくる。飛距離は足りないと思う。2回目は自分の完璧なジャンプをしたい」

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