宮原知子「少し悔しい点数だった」キス&クライでは表情固まる場面も
◆平昌五輪第3日 ▽フィギュアスケート団体女子ショートプログラム(11日・江陵アイスアリーナ)
10チームによる団体戦は、4種目目の女子ショートプログラム(SP)が行われ、8番目に登場した五輪初出場の宮原知子(19)=関大=が、68・95点をマークで7点をゲット。日本は合計点26の4位となり、順位点合計上位5チームで争われる、12日の男女フリーへの進出を決めた。
演技直後は会心の笑顔でガッツポーズをつくった宮原だったが、点数は思ったほど伸びなかった。「点数的には少し悔しい点数だったが、何とか大きなミスなくまとめることができたので、チームのみんなにありがとうの気持ちでガッツポースをしました」。ルッツ―トゥーループの連続3回転が、ともに回転不足と判定されたのが要因となった。笑顔で座ったキス&クライでは思わず表情が凍り付く場面もあったが、すぐに気を取り直した。
この日は女子SPの前にアイスダンス・ショートダンス(SD)が行われ、日本の村元哉中(24)、クリス・リード(28)組=木下グループ=が62・15で5位で6点をゲット。フリー進出へ貢献した。
4種目終了時の順位は1位・カナダ(35点)、2位・OAR(31点)、3位・米国(29点)、4位・日本(26点)、5位・イタリア(26点)※スコア合計の高い方が上位。
宮原の一問一答は次の通り。
―ガッツポースも出た。
「点数的には少し悔しい点数だったが、何とか大きなミスなくまとめることができたので、チームのみんなにありがとうの気持ちでガッツポースをした」
―日本はいい流れで来ていた。
「ダンスの結果は見ずに自分の試合になってしまったが、雰囲気からいい流れで来ているのは感じていたので、自分のショートで流れを受け継いで、貢献できる演技をしたいと思って滑った」
―次はフリー。
「今度は花織ちゃんがフリーをしてくれるので、花織ちゃんの勢いでしっかり日本チームを盛り上げてくれると思うので、自分も応援で盛り上げたい」
―個人戦に向けて。
「団体戦で一度ショートを演じることができて、個人戦では違った雰囲気になるとは思うが、五輪の会場でまずショートをできて、すごくいい経験になりました。頑張ります」