演技構成「調整して決める」…羽生に聞く

スポーツ報知
仁川空港に到着した羽生結弦は報道陣、ファン、警備員の中を通り、迎えの車に向かった(カメラ・相川 和寛)

 ◆羽生に聞く

 ―今の足の状態と、どういう思いで練習してきたか。

 「できることとして、陸上でのリハビリや治療を必死にやっていた。またこれからこの地でしっかりと調整して試合へ向けてやっていけたらと思っている」

 ―連覇がかかる。

 「自分に嘘(うそ)をつかないのであれば、やはり連覇したいというふうに思っている。ただ、それだけが目標ではないので、しっかりこの試合というものを感じながら、自分の演技を出しながら、オリンピックというものをしっかり感じていきたい」

 ―演技構成は。

 「現地で調整して決めようと思っている。構成の選択肢もたくさんあると思うし、周りの状況もいろいろ見ながら、考えながら」

 ◆羽生の故障経過

 ▽17年11月9日 NHK杯前日午後の公式練習で4回転ルッツを跳んだ際に転倒し、右足首を負傷。

 ▽10日 病院で「右足関節外側靱帯(じんたい)損傷」の診断を受け、NHK杯を欠場。

 ▽12日 日本スケート連盟を通じ「10日間は絶対安静と医師から言われた。その後3―4週間で元に戻るとみているが、まだ、あくまでも予定」とコメント。

 ▽中旬 拠点のカナダ・トロントへ戻る。

 ▽12月10日 スケート連盟に送られたメッセージで「まだ痛みがあるため、氷上練習はできていません」。小林フィギュア強化部長が代読。

 ▽13日 「靱帯を損傷していることが分かりました」と談話。

 ▽14日 「腱(けん)と骨にも炎症があるため、治るスピードが早くはありません。いつから練習を再開出来るかは、まだ決まっていません」と現状を明かす。

 ▽18日 全日本選手権欠場を発表。

 ▽24日 五輪代表入りが決まる。

 ▽18年1月16日 小林フィギュア強化部長が「1週間ほど前に」氷上練習を再開したことを明かす。

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