スノボ・スロープスタイル女子予選中止で決勝一発勝負に…男子滑降&S大回転は延期

スポーツ報知

◆平昌五輪第3日(11日)

 連日吹き荒れる強風が、様々な種目に影響を及ぼす事態となっている。平昌郊外のフェニックス・スノーパークでは、スノーボードスロープスタイルの女子予選が中止となり、12日に出場全選手で決勝を行う。決勝の演技回数は通常の3回から2回に減り、日本勢は鬼塚雅(星野リゾート)らが決勝の一発勝負に挑む。

 旌善でのアルペンスキー男子滑降は15日に延期された。秒速20メートルもの強風が吹きつけ、競技会場に掲げられた各国・地域などの旗は引きちぎれんばかりにはためいた。15日実施予定だった男子スーパー大回転は16日にずらされた。運営側は「選手の安全を考えての中止」と説明。メダル候補の鬼塚雅は「コース状況が悪かったので中止でよかった」と前向きに捉えるしかなった。

 ◆最近の冬季五輪競技の延期 98年長野五輪のアルペンスキー男子スーパー大回転(白馬村八方尾根スキー場)が悪天候で翌日に延期。五輪に次ぐ格付けの世界選手権では、93年アルペンスキー(岩手・雫石町)の男女計10種目で延期が相次ぎ、男子スーパー大回転は再三の日程変更の末に中止になった。

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