平野歩夢、銀メダル 金はショーン・ホワイト…男子ハーフパイプ決勝

スポーツ報知

 ◆平昌五輪第6日 スノーボード男子ハーフパイプ決勝(14日・フェニックス・スノーパーク)

 日本のエース平野歩夢(19)=木下グループ=が、銀メダルを獲得した。超ハイレベルの争いとなった決勝では、2回目に軸をずらしながら縦に2回転、横に4回転する「ダブルコーク1440」の連続技に成功し。95・25点をマーク。トリノ、バンクーバー五輪2連覇の絶対王者で、予選もトップ通過したショーン・ホワイト(31)=米国=が、3回目で逆転した。日本勢の今大会のメダルは4個目となった。

 自身のソチ五輪銀メダリストとして、念願の金こそならなかったものの、スノーボードの日本勢では史上初となる2大会連続のメダルを手にした。片山来夢(22)=バートン=が7位、戸塚優斗(16)=ヨネックス=は2回目のランで負傷して3回目を棄権し、11位に終わった。

 ◆平野 歩夢(ひらの・あゆむ)1998年11月29日、新潟・村上市生まれ。19歳。4歳でスノーボードを始める。小学4年でメーカーの「バートン」と契約するなど、早くから頭角を現し、ソチ五輪の男子HPでは史上最年少の15歳で銀メダル。160センチ、50キロ。

 ◆競技形式 予選は2回、決勝は3回滑り、最も高い点数で競う。6人の審判がジャンプの高さ、パフォーマンス全体の完成度、技の難度、多彩さ、着地などを基準に100点満点で採点。最高と最低を除いた4人のスコアの平均で順位を決める。パイプは全長190メートル、斜度18・2度、深さ6・8メートル、幅20・8メートル。

 片山来夢(7位)の話「悔しいオリンピックですね。順位的に。でもオリンピックで得たものは次のステップになるものが見えてきているので、切り替えて自分のスノーボードがしたいと思う。滑りは今シーズン一番よかった。うれしいもあるけど、悔しいが大半な気がする。まだまだ自分のやりたいことがたくさんある。それに対してひたすら向かうだけ」

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