ぶっつけ本番で会心演技の羽生「僕はオリンピックを知っている」一問一答

スポーツ報知
男子SPで演技後、ブライアン・オーサーコーチ(右)と抱き合う羽生結弦

◆平昌五輪第8日 フィギュアスケート男子SP(16日、江陵アイスアリーナ)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、右足首負傷から4か月ぶり実戦となった羽生結弦(23)=ANA=が、自己ベストに迫る111・68点をマークし、66年ぶり五輪連覇に向けて首位発進した。

 ―ものすごい演技だった。

 「特に不満な点もなく、自分自身も疑問に思うエレメンツも何も無くできたので非常にうれしく思ってます。滑走順だとか、自分のサポートメンバーだとか、応援してくださってるファンの方々、日本の方々、世界中の方々、本当に自分は恵まれてるなという風に思いながらきょうは滑ることができたので、また明日まで向けて頑やりたいな思ってます」

 ―みんな待っていた。緊張感もあったと思う。どうして、このオリンピックでこのような演技ができたのか。

 「まぁ、僕はオリンピック、知ってますし。おっきいこと言うなって言われるかも知れないですけど、僕は元と言えば良いのかな。元オリンピックチャンピオンなんで。リベンジしたい、ていうか、オリンピックチャンピオンと言った後にリベンジしたいと言うのはおかしいんですけど、自分にとっては(ソチ五輪の)フリーのミスがここまで4年間、頑張って強くなった一つの原因と思ってるので、また明日に向けてリベンジしたいなぁっていう気持ちがとにかく強いです」

 ―冒頭の4回転はループからサルコーに変えたが、いつ決めたのか。

 「ここに来る前にサルコーでずっと練習してたんで。ちょっと、いろいろと調整が間に合わなかった部分もあったのかなって思いますけど、実際、こうやって点数だとか、そういうものには満足してるのでサルコーにして良かったなって思ってます」

 ―明日のフリーに向けて。

 「とにかくやるべきことはやってきましたし、(右足首を負傷した後に)2か月間、滑れなかった間も、とにかく努力をし続けました。その努力を結果として出したいなと思います」

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