小林4きょうだい長女・諭果が語る潤志郎と陵侑の素顔

スポーツ報知
ジャンプ台を背にガッツポーズする小林諭果

 小林潤志郎の妹でジャンプ選手・諭果(ゆか、23)=CHINTAI=が16日、スポーツ報知に手記を寄せた。15年ユニバーシアード(スロバキア)混合団体では、潤志郎と組んで金メダルを獲得。兄としても選手としても敬愛する存在だ。今大会には弟・陵侑も代表入り。兄弟の人柄を明かしつつ、19年世界選手権(オーストリア・ゼーフェルト)、22年北京五輪での共闘を誓った。

 いつも頑張っている2人が五輪という舞台に立てることは本当にすごいと思います。自分も(五輪に)いられたらと思ったけど、家族としてはとてもうれしい。

 ブラコンって言われてしまうけど、めちゃくちゃお兄ちゃん(潤志郎)が好きで。お兄ちゃんみたいな人と結婚したいとずっと言い続けているくらい、本当に優しいんです。スキーの道具もヘルメットのお下がりをもらったり、板も高校までは兄のものを使っていたりした。陵侑は、選手としてはオンとオフの切り替えがはっきりしているのがすごい。身体能力も4きょうだいで1番だし、何でもできちゃう。センスがあるなと見ています。

 お兄ちゃんの背中を見て競技を続けているので、いつか同じ舞台で一緒に戦いたいという気持ちがあった。だからユニバーシアードはうれしかったし、ずっと顔が緩みっぱなしで。天候が悪くて1本で競技が終わってしまったけれど、金メダルが取れた。表彰式で泣いちゃって(周囲に)ばかにされちゃったな(笑い)。

 私は平昌五輪代表には入れなかった。いっぱい修正できるところはあるし、それはまだ伸びしろがあるということ。4年後には自分も五輪の舞台に立てるようにしたい。来年には世界選手権があるので、まずは日本代表に選ばれること。混合団体に出て、きょうだいで戦うという目標もある。日本の2トップ(高梨沙羅、伊藤有希)の壁は厚いけど、出られるように頑張ります。

 ◆小林4きょうだい 長男・潤志郎と次男・陵侑は、平昌でともに自身初となる五輪代表メンバー入りを果たした。長女・諭果、三男・龍尚(たつなお、16)=盛岡中央高=もジャンプ選手で、ともに全日本スキー連盟の17―18年強化指定選手。

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