仙台PVに1600人…長野五輪ペア代表荒井さん、“弟分”羽生の快挙に感無量

スポーツ報知
幼い頃から羽生をよく知る荒井氏

 五輪連覇に仙台が沸いた。17日、平昌五輪フィギュアスケート男子で羽生結弦(23)=ANA=が合計317・85点を挙げ、同種目66年ぶりとなる2大会連続金メダルを獲得した。パブリックビューイング(PV)を行ったカメイアリーナ仙台には約1600人が来場。羽生の華麗な舞いに、大歓声が起こった。

 羽生の歴史的快挙を見ようと、PVが開催されたカメイアリーナ仙台には約1600人が来場。雪が舞う中、午前5時半から並ぶファンもおり、金メダルが決まると、多くの祝福の言葉が館内に響き渡った。

 イベントにゲスト参加した98年長野五輪ペア代表の荒井万里絵さん(36)も「ただうれしい。それだけです。2連覇できて良かった」と感無量の様子だ。羽生と同じ12月7日生まれの東北高出身で、2003―04年シーズンで現役を引退し、コーチに転向。小学生の頃の羽生と出会い「じゃれ合いながら、時にはアドバイスを送る友達のような関係だった」という。

 その一方で、氷の上に立った羽生は、常に勝負にこだわる姿勢を見せていた。ライバルが3回転ジャンプを跳ぶと「俺も跳ぶ」と大会で挑戦。荒井さんは「小さいころから負けず嫌いで、これと決めたら努力して絶対にかなえる子。(14年)ソチ五輪の時も『(06年トリノ五輪金の)荒川静香先輩と同じ色のメダルを取ってきます』という手紙をもらっていた」。有言実行の“弟分”羽生の快挙を自分のことのように喜んだ。(海老田 悦秀)

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