カーリング女子、五輪最多4勝目!藤沢スーパーショットでOAR破る

スポーツ報知

◆平昌五輪第9日 カーリング女子1次リーグ 日本10―5OAR(17日、江陵カーリングセンター)

 1次リーグ(L)で女子日本代表「LS北見」は10―5でOARを下し、日本女子五輪最多タイの4勝目を挙げた。午前中の試合で中国に延長戦の末6―7で敗れ初黒星を喫したが、夜の試合では第7エンド(E)に不利な先攻で3点をゲット。第9Eにも2点を重ねギブアップに追い込んだ。男子日本代表「SC軽井沢ク」はイタリアに6―5で勝ち2勝2敗。

 第7E、ともに3投を残してハウス内に3つずつ石がひしめく難局を迎えた。日本は1試合に1度だけ使えるタイムアウトを取り、じっくり話し合った。スキップ藤沢は「曲がり幅は分かっていた。何もプレッシャーを感じず投げられた」と、最終ショットを手前の石に強く当てて他の配置も動かし3点を取れる状況に。OARの最終ショットが中央から大きく外れ、先攻で得点を奪う「スチール」に成功。美女軍団を追い詰めると、第9Eも2点を加え勝利を決めた。

 午前中に行われた第4戦では中国に敗れて今大会初黒星を喫した。09年世界選手権金メダルのスキップ・王が「日本は強いと分かっていて、厳しいゲームになると思っていた」と発言。伝え聞いたサードの吉田知は「うれしかった。あの、世界の王さんが私たちを強いと言っているだから、と自信をもらった」と敗戦を前向きにとらえた。

 1次L9試合のうち前半の5試合を4勝1敗で折り返した。リザーブの本橋は「1敗でどうのこうのはない。戦い切れるように自分をコントロールして集中するだけ」と話す。日本勢初の1次L突破を果たすまで、一喜一憂せず戦い抜く。

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