羽生V2に導いた“勝ち飯”フリー前夜「エネ豚」メニューを公開

スポーツ報知
15日朝食

 羽生の連覇の陰には豚汁パワーがあった。「エネルギー豚汁」、略して“エネ豚”。味の素株式会社がサポートし、SP、フリーの前夜に食した「勝ち飯」だ。豚肉とニンジンと、試合のエネルギー源となる糖質をしっかり取るためのじゃがいもが多め。豚肉に含まれるビタミンB1が糖質をエネルギーに変え、汁ものは試合前に最適。だしがきいて胃や腸を元気にし、消化を助ける作用がある。

 羽生は味の素の「ビクトリープロジェクト」のコンディショニングと栄養サポートを受けている。16年10月から体重、除脂肪量、体調、トレーニング時間などを記したコンディショニングチェックを始めた。スタッフが国際大会にも帯同し、試合スケジュールに応じた食事プランを考えてきた。今大会も11日の韓国入り後からサポートを受けてきた。異例の午前開始に合わせた3食プランを、入念な打ち合わせを経て作成した。

 筋量が増えたことで、貯蔵できるエネルギーが増えた。筋肉に蓄えられるエネルギー源となる筋グリコーゲンに目をつけた「筋肉生き生き筋グリで金」プランが今季のテーマ。提案時、羽生からは「あ、筋グリですね」と冷静な返事が返ってきたという。4か月ぶりの実戦で、綿密なコンディショニングが結実した。

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