カーリング女子日中はフルーツ中心 万全補給でスイスもパクッ

スポーツ報知
第5エンド終了後、栄養を補給する藤沢(左)、吉田知ら日本代表(手前は英国代表)

◆平昌五輪第12日 カーリング女子1次リーグ 日本6―8英国(20日、江陵カーリングセンター)

 女子1次リーグ(L)が行われ、世界ランク6位の日本代表「LS北見」は、同4位の英国に6―8で敗れた。3―3で迎えた第6エンド(E)、有利な後攻でありながら英国に3点を奪われ、流れを失った。通算成績は5勝3敗となり、五輪初の準決勝進出は21日に持ち越しとなった。1次L最終戦は、既に敗退が決定している同2位のスイスと対戦する。

 第5E終了後のハーフタイムに栄養補給する、通称「もぐもぐタイム」。実は日中と夜の試合で食べ物が異なり、勝敗を左右する重要な役割を果たしている。

 午前9時5分、午後2時5分開始の試合はフルーツ中心。イチゴやリンゴ、バナナが多い。選手が「イチゴが食べたい」と言えば小野寺亮二コーチが買いに走り、「リンゴ」と言えば控えの本橋が皮をむいて食べやすい大きさにカット。この日はリンゴをモグモグしながら作戦を話し合った。

 午後8時5分開始の試合は、お菓子でモチベーションを上げている。普段は「栄養が偏る」とNGを出す大森達也トレーナー(44)が「夜は甘いものがあるから頑張れ」という意味も込めて許可。今大会は試合終了が午後11時近くになることもあり、補食が取りにくい時間帯なのも考慮している。北海道の名産品「白い恋人」や北見市で有名なチーズケーキ「赤いサイロ」がお気に入り。約3時間にも及ぶ試合の体力と集中力を保つための、重要なエネルギー補給の時間だ。(玲)

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