カーリング女子、初の4強入り!米国敗れ決勝T進出決定

スポーツ報知
試合後の取材で涙を流した吉田知那美(左)をなぐさめる藤沢五月

◆平昌五輪第13日 ▽カーリング女子1次リーグ 日本4―8スイス(21日、江陵カーリングセンター)

 女子1次リーグ(L)が行われ、女子日本代表「LS北見は」最終戦で世界ランク2位のスイスに4―8で敗れた。

 日本は5勝4敗で1次Lを終えたが、同時間帯に行われていた米国―スウェーデン戦で米国が6-9で敗れ4勝5敗となったため4位が確定。上位4チームで争う決勝トーナメント進出を決めた。1次Lの順位は1位韓国、2位スウェーデン、3位英国、4位日本、5位中国、6位カナダ、7位スイス、8位米国、9位OAR、10位デンマーク。カーリングで日本の4強入りは男女通じて五輪で初めて。

 日本は23日、決勝進出をかけ1次L1位の韓国と対戦する。

 決勝トーナメント進出が決まった後の選手のコメントは以下の通り。

 藤沢五月の話「全体的にウエイトや、ラインコールのミスだったり、細かいところのミスがあった。逆に相手にパーフェクトに決められた。私たちがミスして相手が完璧に決めて、ああいう展開になるのはしようがない。(決勝トーナメント進出が)相手の結果頼みになってこういう形になったのは複雑な気持ちではあるが…。負けた試合にたくさんの課題があった。それを前向きにやり直せるチャンスがもらえた。こんなに予選で負けておいて(も)準決勝に進める。それでもチャンスがもらえる。負けたチームは5チームいる。氷の上で精いっぱいやってるところを見せたい。このままじゃ終わらせないぞって。(涙ぐむ吉田知那美を見ながら)ちなは五輪経験している選手なので、責任を感じている部分もあると思う。それでもチームなので精いっぱいみんなと戦いたい」

 吉田知那美の話「試合自体がふがいなくて、私がしっかりしていれば…。私が決まればどうにかなると思ってコールリードしていた。もう少しできるかなと思いますし。(仲がいい)私たちとスウェーデンとスイスと3チームで一緒に(決勝トーナメントに)いこうねって約束していた。それがかなわなかった悔しさがある。くよくよしちゃいけないなと思っています。終わってしまったわけではない。気持ち新たに戦えることの喜び、その舞台に立てる楽しさを思い出して、氷の上に上がりたい」

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