佐藤綾乃、まさかの“もらい転倒”に「すごく悔しい」

◆平昌五輪第１６日　▽スピードスケート女子マススタート１回戦（２４日、江陵オーバル）

　新種目の女子マススタートの１回戦で他の選手の転倒に巻き込まれ１回戦敗退した団体追い抜き金メダルメンバー・佐藤綾乃（高崎健康福祉大）は、涙でレースを振り返った。

　「メダルを逃してしまったのがやはり悔しくて。前の人が転倒して巻き添えになったときに、瞬時に判断できなかったという部分で、自分の判断の鈍さが出てしまった。転んでしまったが、体の調子がものすごく良かったんで、ファイナルに行けないのはすごく悔しい」

　転倒直後は動けず、ようやく立ち上がったものの周回遅れに。まさかの展開となってしまった。

　佐藤は「セミファイナル（１回戦）は落ち着いてポイントだけ取って、ファイナルに向けて力を残して終えられれば良かった。転んだときも、（カナダ選手の）後ろについていて、いけるなと感じていた。まさか転倒するとは思わなかったので、やはり悔しい」と唇をかみしめた。