カー娘、5月に北見で日本代表決定戦…五輪代表VS日本選手権優勝チーム

スポーツ報知
第1エンド、ストーンをデリバリーする藤沢五月(左は吉田夕梨花、右は鈴木夕湖)(カメラ・相川 和寛)

 カーリング女子日本代表で初のメダル獲得を果たした「LS北見」の五輪後、チーム初の国内試合が5月の日本代表決定戦になることが24日、分かった。会場はLS北見の練習拠点である北海道北見市の「アドヴィックス常呂カーリングホール」が濃厚。関係者は「やっぱり、常呂はいいアイス(氷の状態)が作れる」と話した。開催時期も5月の第2週で最終調整に入っているという。地元開催で、最高の凱旋試合となりそうだ。

 日本協会は「次世代の育成」を目的とし、五輪開幕直前の1~2月に日本選手権を開催したため、男女の五輪代表チームは参加できなかった。そこで、5月に日本選手権優勝チーム(女子は富士急)と、五輪代表チームが、1シーズンの「日本代表」の看板をかけて試合を行う代表決定戦を実施する。試合方式について、関係者は「5戦のうち3勝を挙げる形式になると思う」と話した。「日本代表」となれば、11~12月開催のパシフィックアジア選手権の出場権獲得や、代表活動の際にJOC(日本オリンピック委員会)からの援助を受けることができる。全ては3月の理事会で決定する。

 LS北見は、北海道弁の「そだねー」、ハーフタイムの「もぐもぐタイム」など、競技以外の部分で「かわいい」「癒やされる」と注目を浴び、国内でも一躍、大フィーバーを巻き起こしている。関係者は「日本ではすごいことになっている。とてもありがたい」。待ちに待った生LS北見の試合。日本カーリング協会は登録人数がわずか2500人。人気とともに、カーリング界の発展にも期待が高まる。

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