成田緑夢、平昌パラ金メダルの滑りは「全部挑戦の1本」

スポーツ報知

◆平昌パラリンピック第8日 ▽スノーボード 男子バンクドスラローム下肢障害(16日・旌善アルペンセンター) 

 今大会から初採用されたスノーボード・男子バンクドスラローム下肢障害で成田緑夢(ぐりむ、24)=近畿医療専門=が自身初となる金メダルを獲得した。

 初出場の成田は、12日の男子スノーボードクロス下肢障害で銅メダルに輝いているため、自身2つ目のメダル。

 表彰セレモニーを終えた成田は「最高の気分。それしか出てこないです」と笑顔をはじけさた。1番滑走で他の選手の滑りを待っていた気分を聞かれると「いつもの流れで言うと、1本目が良くてどんどんタイムが落ちてくる。今日は天候が曇りでコースの雪が固まって、みんな次々にベストを更新してきた異例のレースだった」と振り返った。

 「そこで負けず常に自分もベストのタイムを出せた。優勝というポジションをもらえたので最高にうれしい」と成田。「平昌(パラリンピック)の目標は常に挑戦。1つとして同じ滑りはしなかった、全部挑戦の1本で全部ベストを更新したので完璧だった」と姿勢を貫き通した。

 最後に「文句のない最高の大会となりました。とりあえず今は優勝をかみしめることに全力を傾けたいたい」と喜びに浸っていた。

 日本勢の金メダルは、14日アルペンスキー女子大回転座位の村岡桃佳(21)=早大=と合わせ今大会2つ目。日本のメダル数は金2、銀3、銅3の計8個となった。

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