ザギトワは2位発進で涙 首位はコストナー、宮原は3位でフリーへ

スポーツ報知

◆フィギュアスケート世界選手権 ▽女子シングル・ショートプログラム(21日・ミラノ)

 フィギュアスケートの世界選手権がイタリア・ミラノで開幕し女子ショートプログラム(SP)が行われ、優勝候補筆頭で平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(15)=ロシア=は79.51点で2位だった。ザギトワはキスアンドクライで得点を聞き、目頭を押さえる場面もあった。シニアデビューとなった今季、平昌五輪金メダルだけでなく、グランプリファイナル、欧州選手権、ロシア選手権もそれぞれ優勝と、主要タイトルを総なめしていた。フリーで逆転での優勝を目指す。

 首位発進は、地元開催となったイタリアのカロリナ・コストナー(31)で、自己ベスト更新となる80.27点をマークした。コストナーは、技術点でザギトワを0.76点下回ったが、演技構成点で1.97点上回った。

 日本勢では同五輪4位の宮原知子(19)=関大=が74.36点で3位、全日本選手権4位だった樋口新葉(17)=日本橋女学館=が65.89点で8位だった。

 樋口は3ルッツ+3トゥループの際、最後の着地で転倒。演技の後は悔しそうな表情を浮かべた。

 また長洲未来(24)=米国=は冒頭の3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)を回避してダブルアクセルとした。得点は65.21で9位。長洲は平昌五輪団体女子フリーでトリプルアクセルを決め、五輪の女子では1992年アルベールビル大会の伊藤みどり、2010年バンクーバー大会の浅田真央に次ぐ史上3人目の成功者となっていた。

 ◆上位の成績

 1位 80.27点 カロリナ・コストナー(31)=イタリア=

 2位 79.51点 アリーナ・ザギトワ(15)=ロシア=

 3位 74.36点 宮原知子(19)=関大=

 4位 72.73点 ケイトリン・オズモンド(22)=カナダ=

 5位 71.80点 マリア・ソツコワ(16)=ロシア=

 6位 71.61点 ガブリエル・デールマン(20)=カナダ=

 7位 68.76点 ブレディ・テネル(20)=米国=

 8位 65.89点 樋口新葉(17)=日本橋女学館=

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