宮原知子はSP3位発進「落ち着いては演技できた」フリーで「自分の世界観を出す」

スポーツ報知

◆フィギュアスケート世界選手権第1日 ▽女子ショートプログラム(21日・ミラノ)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、15年大会以来の表彰台を狙う宮原知子(19)=関大=は、3本全てのジャンプを着氷し、74・36点で3位発進となった。樋口新葉(17)=日本橋女学館高=は、後半の3回転ルッツ―3回転トウループの連続ジャンプの2本目で転倒するミスがあり、65・89点で8位、平昌五輪金メダルのアリーナ・ザギトワ(15)=ロシア=79・51点で2位、地元のカロリーナ・コストナー(31)=イタリア=が自己ベストの80・27点で首位に立った。

 演技を終えた宮原は「落ち着いては演技できたと思うんですけれど、ちょっとルッツで詰まってしまったので、そこはフリーで修正して頑張っていきたい。五輪はやりきった感があったけれど、最大限の力でメダルに届かなかったというのはまだまだやることがあるなと感じる試合だった。この世界選手権でもう一段階上がった自分を見せられるようにしたいと思って、ここまで来ました。(フリーは)今季最後の蝶々夫人になるので、思い切って自分の世界観を出して後から結果が付いてくるという形に持って行けたらと思う」と話していた。

 今大会は、来年の世界選手権(埼玉)の出場枠がかかる。1位から15位までは順位がそのまま得点になり、16~24位は16点、25位以下は18点。最大3枠を得るためには上位2人の合計が13点以内が条件となる。合計14~28点なら2枠、29点以上は1枠となる。

スポーツ

×