宇野昌磨が帰国、優勝には「近かったり遠かったり…」

スポーツ報知
成田空港で取材に応じる宇野昌磨

 フィギュアスケート男子で世界選手権2大会連続銀メダルの宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=が27日、開催地のイタリア・ミラノから成田空港に帰国。約50人ものファンに出迎えられ、取材中も無数のフラッシュを浴び続けた。それでも宇野は淡々と取材に応じ、「世界選手権に向けて、悔やむような練習はしてこなかったが、調整不足が今回はっきり出てしまった。今後こういう試合がないようにシーズンオフから対策を練らなければいけないなと思った」と真っ先に自身の課題を口にした。

 銀メダルを獲得した平昌五輪後にスケート靴を替えた影響もあり、今大会は右足甲の痛みと闘いながらの演技となったが、「みんなが思っているほど足痛くないので、全然心配はない。試合前はかなり痛かったんですけども、試合のときは全く痛くなく滑ることができた」という。宇野は昨年の世界選手権で2位、平昌五輪も2位、そして今大会2位だった。報道陣に「1位への距離感」を問われると「近かったり遠かったり(笑い)。近い試合もあれば、今回も(1位のチェンと)50点くらい差があった。これが結果ですし、取れなかったものに嘆いても仕方ないので、次取れるように努力したい」と来年、自国開催の世界選手権で初の頂点を狙う。

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