羽生、ジャンプなしでメドレー披露 ファンの声援に「最高の時間をありがとうございました」

スポーツ報知
サプライズでジャンプなしの演技を披露しファンを熱狂させた羽生結弦(カメラ・川口 浩)

 フィギュアスケート男子で、14年ソチ五輪、18年平昌五輪金メダルの羽生結弦(23)=ANA=が13日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで開催されたアイスショー「コンティニューズ・ウィズ・ウィングス」で45日ぶりに公の場に登場した。右足首リハビリ中のため、演技はしない予定だったが、急きょ、ジャンプなしで過去のメドレーを披露するサプライズもあり、観客を盛り上げた。

 最後のフィナーレでは、平昌五輪で金メダルを獲得したフリー「SEIMEI」の振り付けを披露するなどし、会場には大歓声が響き渡った。終わりのあいさつでは、「初日、いかがでしたでしょうか? 楽しかった? 本当にうれしいです。とてもね」とほっと胸をなで下ろした。観客から「ありがとう~!」と声が飛ぶと、「こちらこそありがとう。本当にみなさんの前に立てて良かったです。スケーターになれて本当に良かった」と話した。

 アイスショー初日を終えて、「2日続きますけど、今日は今日でみんなで全力で演じました。次の日、同じことをやるとは限らないので、みんなの心に残してくれればなと思います。『何一つって無駄なことはない』ってことをこのショーで表現したかった。たくさん応援してくださる方がいないとショーができなかった。これからもいろんなことをみなさんに継承していきたいと思います。最高の時間をありがとうございました」と締めくくった。

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