高木姉妹凱旋…人口2万7000人幕別町沿道に1万8000人来た

スポーツ報知
オープンカーで沿道に手を振る高木姉妹

 平昌五輪スピードスケート女子団体追い抜きとマススタートで金メダルに輝いた高木菜那(25)=日本電産サンキョー=と金、銀、銅メダルを獲得した妹・美帆(23)=日体大助手=が22日、地元の北海道・幕別町で凱旋パレードを行った。

 天候にも恵まれ、1・2キロのコース沿道には人口2万7000人の半分以上となる1万8000人が詰めかけ熱狂。途中でいったん下車し、地元小中学生400人とハイタッチも交わした。「皆さんの応援で金メダルを取れたことを実感しました」という姉に、妹も「幕別町で生まれて本当に良かったと思った」と感激の表情を見せた。

 小さな町ながら冬季、夏季合計8人の五輪選手を輩出。飯田晴義町長(62)は今年度、「アスリートと創るオリンピアンの町創生事業」を展開、高木姉妹にも協力を求めていく。姉妹は町の「応援大使」も務めており、ふるさと納税の特設サイトにも登場。この日は「特別町民栄誉賞」が授与され、ふるさと納税返礼品の、手ごねハンバーグやチーズなどの町特産品も1年分贈られ、そのPR役も担う。

 「今回のパレードが、こどもたちが、新たな夢を持つきっかけになってくれれれば」と期待する菜那に、美帆も「子どもたちをがっかりさせないよう、これからもかっこいい存在であり続けたい」と姉妹共闘を宣言した。(小林 聖孝)

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