ジャンプ・佐藤幸椰、22年北京冬季五輪へ「充実の痛み」

スポーツ報知
体幹を鍛える練習で苦しそうな表情の佐藤幸(手前)ら

 スキー男子の佐藤幸椰(ゆきや、22)ら雪印メグミルクの8選手が11日、札幌市内で行っている合宿を公開。この日は約2時間、フィジカル中心のメニューを消化し、2022年北京五輪へ向け、元気よく走り出した。

 大舞台への長い旅が始まる。練習を終えた佐藤幸は「充実している。日々、体が痛いので」と冗談交じりに笑った。今年1月のインターコンチネンタル杯で初優勝。平昌五輪後は、所属先の先輩・伊東大貴(32)に代わり、W杯を転戦した。個人最高は、ビケルスン大会(ノルウェー)の20位にとどまったが、W杯個人総合11位の小林潤志郎(26)と同部屋で過ごし、多くを学び、手応えも持ち帰った。

 「結果に納得はしていないが、やれたと感じることはある。心の余裕が出て、次はまだまだ良くなる」。22歳と伸び盛り。“次代のエース”は、開幕から世界の空を飛ぶ姿を、思い描いている。(宮崎 亮太)

 ◆侑武デザインパーカー

 “原田画伯”のデビュー作がこの日、お披露目となった。中学、高校と美術の評定は「ずっと5だった」という原田侑武(ゆうむ、27)が、チームTシャツとパーカーのデザインを担当。制作期間2週間で、「クラシックスタイルのジャンパーが、世界へ羽ばたき、牛乳を宣伝する」姿を表現した。「かわいいとか、おしゃれとか言われる。好評ですよ」と原田。“生みの親”も、負けじと、世界へ羽ばたく。

スポーツ

×