48歳経済評論家・三橋貴明容疑者、10代妻に噛みつき逮捕

スポーツ報知

 警視庁高輪署は7日までに10代の妻の顔を平手で殴るなどしてけがを負わせたとして、経済評論家の三橋貴明(本名・中村貴司)容疑者(48)を傷害容疑で逮捕した。「何もしていない。弁護士を呼んで」などと容疑を否認している。三橋容疑者は昨年も妻との間にトラブルを起こしていた。

 テレビにも度々出演しているネットメディア出身の経済評論家が、逮捕された。

 逮捕容疑は5日午後7時ごろ、自宅で10代の妻に足をかけて転倒させ、顔を平手で殴ったり、腕にかみついたりして、約1週間のけがを負わせた疑い。同署によると、午後9時半ごろ、妻が110番して発覚。逮捕は6日で、7日に送検された。三橋容疑者は高輪署の調べに「何もしていない。何も話さない。弁護士を呼んで」と容疑を否認している。昨年も同様のトラブルがあり、2回110番通報があった。

 三橋容疑者のホームページなどによると、同容疑者は東京都立大(現・首都大学東京)卒業後、NEC、日本IBMなどで勤務。2007年に韓国経済の実態を分析した「本当はヤバい! 韓国経済」がベストセラーとなり、注目された。翌年に中小企業診断士として独立し、インターネット掲示板では「三つ子の赤字神」の名前で独自の経済評論を展開していた。

 民主党政権時代の2010年参院選では自民党の公認候補として立候補。比例候補の1人として名を連ねたが、35人中26位で落選した。秋葉原で行った演説では、麻生太郎元首相の応援も受けていた。

 三橋容疑者はこの日放送されたテレ朝系「ビートたけしのTVタックル」(日曜・正午)に出演。先月収録したもので、“個性派専門家”の1人として、番組冒頭から2018年の経済大予測を行い、10分以上、テンション高くしゃべり続けた。三橋容疑者は「私の予測は当たります」と自信満々。「人手不足は景気回復のチャンス」と力説し、「人手過剰だと、労働者が買いたたかれる。ブラック企業問題も同じだ」などと指摘していた。

 共演した前宮崎県知事の東国原英夫氏は三橋容疑者の様子について「いつものキャラで、攻撃的なスタンスだった」と語った。

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