藤井聡太四段が2018年初勝利!中田功七段に完勝

スポーツ報知
中田功七段(右)と感想戦を行う藤井聡太四段

 大阪市福島区の関西将棋会館で11日に指された第31期竜王戦5組ランキング戦で、史上最年少棋士の中学3年・藤井聡太四段(15)が、先手の中田功七段(50)を80手で下した。

 藤井四段は今年の公式戦初戦だった6日の王位戦予選で大橋貴洸(たかひろ)四段(25)に敗れており、2018年の初勝利となった。藤井四段は「これでスタートが切れたかなという感じ。今年もいい1年になれば」と話した。公式戦通算成績は56勝11敗。

 昨年の竜王戦第6組を制して本戦にも出場した藤井四段だが、今年も好発進。国民栄誉賞の受賞が決定した憧れの羽生善治竜王(47)への挑戦権を争う決勝トーナメント進出を目指していく。「羽生竜王は、私が将棋を始める前からのトップ。プロ入りした以上は、大きな目標。少しでも近づきたい」と話した。

 藤井四段は中田七段の十八番・三間飛車に穴熊で対応。素早い指し回しを展開し、夕食休憩後からは怒とうの寄せを見せ、持ち時間(5時間)を2時間38分も残す完勝劇だった。

将棋・囲碁