羽生善治竜王、2・17藤井四段戦に「張り切って臨みたい」

スポーツ報知
ポケモン竜王戦にゲストで登壇した羽生竜王

 将棋の史上最年少棋士・藤井聡太四段(15)が14日、名古屋市の東桜会館で行われた第11回朝日杯オープン戦本戦準々決勝で佐藤天彦(あまひこ)名人(29)に勝利した。史上最年少の15歳5か月で将棋界の象徴である名人を撃破する快挙を成し遂げた。2月17日の準決勝に進出し、羽生善治竜王(47)との公式戦初対局に臨む。優勝すれば、加藤一二三・九段(78)が1955年に当時15歳10か月で樹立した一般棋戦優勝の最年少記録を更新することになる。

 朝日杯将棋オープン戦準決勝で藤井四段と対戦することになった「永世七冠」の羽生竜王は14日、東京・よみうり大手町ホールで開催された「第3回ポケモン竜王戦」(主催・株式会社ポケモン、共催・読売新聞社、日本将棋連盟)にゲストとして登壇した。

 藤井四段との対局に向けて「どこかでは顔を合わせることになるとは思っていたんですけど、予想よりもかなり早く大きな舞台で(対局)ということなので、私自身も張り切って臨みたいと思っています」と意気込んだ。16人が出場した本戦で、羽生竜王は13日に連勝して4強入りを決めた。

 将棋界最高のタイトル「竜王」を冠したポケモンバトル最強を決めるこの大会で、羽生竜王は「カードゲーム部門」と「ゲーム部門」の優勝者を壇上で表彰。「初めて見ましたが、短い時間で深く考えてカードを切る迫力は伝わってきた。これを機に頑張って覚えます」とゲーム挑戦に関心を示していた。

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