「ドラゴン桜」三田紀房氏、元アシスタントに残業代支払い「実は彼に感謝の気持ちでいます」

スポーツ報知

 漫画家・カクイシシュンスケ氏が「ドラゴン桜」などで知られる漫画家の三田紀房氏(60)に対し、アシスタントとしての残業代を請求していた件で17日、三田氏が公式サイトでカクイシ氏への支払いを終えたことを明かした。

 「ご報告」と題した書き込みで三田氏は「私の職場でスタッフをしてくれていたカクイシさんから請求を受けた残業代について、支払いを行いました」と明かし、「今回、カクイシさんから請求を受け、当初は驚き、戸惑いもしたのですが、私の認識不足のこともありましたし、より一層、透明でわかりやすい仕組みを作るきっかけにすることもできますので、私自身は実は彼に感謝の気持ちでいます。これからはより一層、きちんと職場環境の整備をやっていきます」とつづった。

 そして、「カクイシさんの行動に対する批判的な声も耳にしましたが、発端は私の至らなさであり、問題提起には私は感謝しています。ですので、できればこれ以上の彼への批判はやめていただけると嬉しいです」と結んでいる。

 一方のカクイシ氏も、この日、自身のブログを更新。「残業代を請求した件ですが、支払っていただけました」と書き出し、「支払いのあった翌日に先生から手紙もいただきました。私を責めるようなことは一言も書かれておらず、今回のことを感謝するとまで書かれていました」と明かした。

 カクイシ氏は今月に入って、三田氏に対して、アシスタントとしての残業代を請求することを宣言。三田氏はメディアで「アシスタントは週休3日、残業禁止」「業務効率化のため、絵を描く作業はデザイン会社に外注している」と明かし、漫画家の働き方改革だと注目を集めており、話題となっていた。

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