藤井聡太四段がC級1組昇格&五段昇段“M1”に!

スポーツ報知
矢倉規広七段(右)を破り、感想戦を行う藤井聡太四段

 大阪市福島区の関西将棋会館で19日に指された順位戦C級2組8回戦で、矢倉規広七段(43)を77手で破って順位戦8戦8勝とした藤井聡太四段(15)に、C級1組昇格&五段昇段の「マジック1」が点灯した。終局後、マジック減の対象だったライバル3人が全員、順位戦で負けたため。

 C級1組への昇格枠(50人中3人、同成績は順位優先)を争う大詰め。これまで藤井四段とともに全勝をキープしていた47位・今泉健司四段(44)がこの日の順位戦で黒星を喫して7勝1敗に後退。藤井四段は単独トップとなった。

 6勝1敗で追っていた5位・増田康宏五段(20)、14位・伊藤真吾五段(36)もこの日、敗れて2敗目。デビューしたばかりで45位と下位だった藤井四段は、残り2戦であと1勝すればいい状況になった。

 藤井四段の順位戦は2月1日に梶浦宏孝四段(22)と、3月15日に三枚堂達也六段(24)と対局する。どちらかに勝てば、加藤一二三・九段(78)以来の中学生での1期抜けでC級1組入りが決まり、五段に昇段する。

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