里見女流名人が連勝で9連覇に王手…将棋女流名人戦5番勝負第2局

スポーツ報知
2連勝で9連覇に王手をかけた里見香奈女流名人が感想戦で笑顔を見せる(カメラ・豊田 秀一)

 将棋の第44期岡田美術館杯女流名人戦5番勝負(主催=報知新聞社・日本将棋連盟、特別協賛=株式会社ユニバーサルエンターテインメント)の第2局が28日、島根県出雲市の出雲文化伝承館で行われ、里見香奈女流名人(25)=女流王座、女流王位、女流王将、倉敷藤花=が91手で挑戦者・伊藤沙恵女流二段(24)に勝ち、連勝で9連覇に王手を掛けた。

 生まれ育った出雲市で「出雲のイナズマ」のニックネーム通りの鮮やかな寄せを披露。局後の里見は「ホッとする場所なので気持ちが緩まないように気を引き締めていました。今回の対局では力を出し切ることが出来たので良かったです」と語った。

 2月4日に千葉県野田市で行われる第3局は、V9が懸かる一局となるが「(次局も)しっかり準備して臨みたいと思います」と淡々と抱負を述べた。

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